品質への取り組み
すべてはお客様のために
カトーインダストリーはそれに応え、お客様の満足度を高めるための努力を日々続けています。
私たちの品質への取り組みを紹介します。
QC活動
新川地区には建材の生産に従事する企業がたくさんあり、それら二十数社と協力して、年に1回、各社のQC活動の発表会を行っています。建材に求められる品質は、寸法精度や強度、施工性、快適性から、防火性能にも及ぶようになり、それに合わせて検査項目が増え、検査基準も厳しくなっています。私たちはそのニーズに応えるために、素材の切断、加工、組立てなどの工程毎に、改善に取り組んで発表しています。目標は発表会での上位入賞。同業者との切磋琢磨はよい経験になっています。最近では、生産活動にメンバーのメンタル面も大きく関わっていることがわかり、「輪になってまずメンバーの顔を見るところからQCを始めよう」と薦めています。
5S活動
5S活動とは、ほとんどの製造業で取り入れられている活動で、整理・整頓・清掃・清潔・躾のローマ字表記の頭文字に由来しています。各種の原料や部品・部材、工具、加工機などがある生産現場で5Sを行うことは、製品の品質を高めるとともに、作業環境の安全性確保にもつながります。
私たちは日々これを実行していますが、品質や安全性をさらに高めるために、作業しながら、使い終わった部材や工具を定位置に戻し、端材も放置しないようにしています。こうすると目隠ししてでも部材や工具、加工機に正しく手を伸ばすことが可能になり、体で安全なものづくりを覚えることができます。
研修・勉強会
新素材の特性や新しい加工法を習得するための研修会、安全衛生管理者の資格取得を目指した勉強会などは、新川地区の有志企業が積極的に行い、当社も月に数回、積極的に参加しています。
また仮に、ある建材で不具合があった場合は、メーカーの系列を超えて同業者間で情報を共有し、原因の調査や対策についての協議を横断的に行い、製品の品質や安全性を高めるための研究活動を盛んに行っています。さらには、大地震によりたびたび火災が発生しましたが、その際、建材がどのような影響を受けたのかを徹底的に検証し、地震や火災に強い建材を開発することを私たちの大きなテーマとしています。
全体ミーティング・全社勉強会
毎年4月には全社ミーティングを行い、9月には全社勉強会を開催しています。全社ミーティングでは、業界の動向や自社の経営環境を明らかにし、今期の目標等も発表します。その際、経営状況を示す大まかな数字やライン毎の収支も取り上げ、社員全体で売上げ増やコスト管理についての意識向上を図っています。また9月の全体勉強会では中期の経営状況を紹介するほか、外部から講師を招いて、社員の自己啓発の一助になる講演会を催しています。
最近では、リーダーや社員の意識も高まり、時間に余裕ができてラインを止めてもよい場合は、チームでの技術習得の勉強会を行うなど、効率的にスキルアップを図るようになってきました。